報道ベース、記事ベースでの認識になりますが、NBAの中断が発表され、状況次第ではプレイオフの開催が8月ごろになることが明らかになりました。
これにより、東京オリンピック延期という措置がなかった場合、NBA選手のオリンピック参加が難しくなると言われています。東京オリンピックといえば、第一線のNBA選手の多くが参加することが予想されており、昨年のワールドカップより激しい戦いが見られることが期待されていました。
ではなぜそれだけNBA選手にとっても重要な大会が、NBAのプレイオフよりもスケジュール的に優先されないのでしょうか。
本日はそんな疑問を可能な限り調べてみました。
巨額の放映権料が背景に
NBAの選手の平均年俸は約8億円と言われています。NBAに入るという障壁自体が、15人×30チームというかなり狭き門ですよね。これが1つ平均年俸が高額になっている要因のようです。
日本を代表する八村塁選手は、ルーキーながら4億円以上を稼ぎ出していると噂されています。そんな高額なNBA選手の年俸を支えいるのは何なのかご存知でしょうか。
NBA選手の年俸を支える要素は、観客からの入場者料、グッズ販売、スポンサー就任等、多々収入源はありますが、中でも巨額の放映権料が高額の人件費を支えています。
全米向けの放映権を保有しているのは、ディズニー傘下のABCとESPN、そしてタイムワーナー傘下のTNTです。
そもそもプレイオフが開催されなければ、その分の放映、広告収入効果がなくなってしまいますから、極端な話、選手にお給料を払えなくなってしまうわけです。
大人な事情の観点から、現実的にオリンピックを優先させてNBAのスケジュールを管理というのは難しそうです。
NBAの2020年今後のスケジュールとは
なお、今シーズンのNBAについては以下のように伝えられています。
・シーズン再開は早くて6月中旬~下旬を目処。無観客試合になる可能性あり。
・シーズン中止の可能性あり。
・再開の場合の試合会場は、チーム専用練習場や、近くの小さいアリーナなど会場も候補
・実験的なスケジュール、会場などは検討中。
・チーム練習は無期限に禁止。個別練習は可能。
いずれにしても今後の見通しがはっきりとするにはまだ時間を要しそうです。

オリンピックも同様に放映権料の問題が
簡単な話、オリンピックのスケジュールさえ動かせれば、スポーツ選手、観戦者側からしてもベストなのは間違いないです。
五輪で1番高い放映権を持つアメリカのNBCもNBA選手のいないオリンピックを開催しても意味がないのは正直なところで、一見オリンピック延期の措置の方向性に動いているようにも思えます。
調べて初めて知ったんですが、オリンピックは米国の4大スポーツのオフシーズンのため、夏開催になっているようですね。
しかし、東京オリンピックに関しても、巨額な放映権料が関わってきており、中止はもちろん、延期もかなりの支障が出るため、IOCにとって現時点ではなかなか難しい選択と言えるようです。
もしIOCがこの収益源を失うと組織として潰れちゃうんだとか、、、
一連のバタバタが収束して、手持ちのオリンピックチケットで熱い試合が無事見れることを祈るばかりです、、、笑