先日の渋谷サンロッカーズ戦で鮮烈なデビューを果たしたテーブス海ですが、代表として活躍してくれる姿まで想像をして非常にワクワクさせられました。
活躍の一方で考えられる今後のテーマとなることについていくつか書き出してみました。
シュート精度
テーブス海の活躍は京北高校時代から見てきましたが、決してシュートが上手い選手とはいえませんでした。
もちろん現在はシュートオプションも増え精度も上がってきています。
先日の渋谷戦ではFG50% 3FG40%と文句の付けようがない精度でした。
リサーチが不十分な中でのスタッツなので、相手方に研究され始めれば話は変わってくるのではと思います。
実際にアメリカ時代のスタッツを見ると、2シーズントータルのFG%では2ポイントに関しては38%のものの、3ポイントに関しては26%という数字です。決してシュートが得意なプレイヤーとは言えなそうです。
先日YouTubeにアップされたユッケさんの動画を拝見するとよく分かるのではと思います。
大学1部のプレイヤーだとシュートを落としてくれないなんてケースが多々あるのですが、まあまあ外してますよね。笑
もちろんワークアウト後かもしれませんし、一概に悪いとは言えません。
ただ、研究され尽くした後に結果を残している篠山富樫ほどの勝負強さやシュート精度には、まだ及ばないのではないでしょうか。
代表レベルとなると見劣りする結果になることを予想していますが、本音を言えば日本に必要な人材は、今の日本代表を脅かすようなポイントガードですから、その殻を破ってくれることを期待します。
日本のサイズ、スタイルにアジャストが必要
ディフェンスのスペシャリストである、関野を前に何度か不安になる場面も見受けられました。
同じくアメリカの大学を経て日本に戻ってきた田渡凌(テーブス海と同じ京北高校出身)も、自身より身長の低いガードとのマッチアップ、スタイルにはしばらく苦戦してた様子でした。
ターンオーバー数1という結果でしたが、世界レベルのポイントガード相手だと2つ3つターンオーバーをしそうだなという印象です。
経験で補える部分もあるかと思うので、アジア予選から経験を積んで成長してほしいですね。
国内だと田中大貴あたりとマッチアップするのが非常に楽しみです。今月の29日が初対戦となりそうなので、見逃せません。
日本に戻ってきた理由とは
結論としては、アメリカの大学で時間を潰すのではなく、日本で代表入りをして、オリンピック等の国際試合でNBAや海外リーグのスカウトの目に止まった方がいいのではという判断があり、日本のBリーグという選択肢を取ったようです。
もちろん容易なコースではない訳ですが、馬場雄大の現在の活躍なんかを見ると、可能性としては十分に考えられます。
また、渡邊雄太の大学よりもさらに目に留まりずらい環境で、さらに今シーズンに入ってからは、大学のチーム状況が酷く崩壊していた背景もあるとの噂です。
彼のような選択をした選手は過去いませんが、馬場雄大に続く先駆者となって欲しいですね。
田臥のもとでの学び
なによりもブレックスに加入したことで価値があると感じるのは、田臥の下で経験を積むことができる点です。
栃木で学びを得て巣立って行ったプレイヤーはやはり他でも活躍していますよね。
勝手な憶測ですが(笑)、田臥のもとでベースを学んだ選手はやわな選手には育たないのでしょう。
身体能力等は申し分ないので、非常にクレバーなガードに成長してくれることを期待します。
色々と述べましたが、まずは、2月のワールドカップ予選に向けて調整を行い、実績を積んでいくのが、テーブス海の躍進にとって必要なプロセスとなります。
期待しかありません!