〜不屈の精神で成り上がる〜 遠藤祐亮

Bリーグから見ている人は想像もつかない方もいらっしゃるかもしれません。

市立船橋高校時代は2007年ウィンターカップベスト8の成績に貢献します。もちろん優秀でしたが、県立高岡商業戦17点、興南高校戦8点、広島皆実高校戦7点、明成高校戦7点と、スコアラーと呼ぶには程遠い選手でした。

大東文化大に在学していた時の遠藤祐亮は、攻防両面で活躍できるオールラウンドな選手として2、3年時は二部リーグで、4年時は昇格を果たし一部リーグで活躍します。

しかし、当時トップリーグへの枠は非常に狭く、遠藤選手は現在のようにB1の強豪でプレイできるようなレベルの選手ではありませんでした。

遠藤は卒業後のキャリアとしてBjリーグという選択肢がある中、JBLのプロチームとして活動していたリンク栃木ブレックスと2012年に育成契約を結び、TGI Dライズでプロとしてのキャリアをスタートさせました。

その年に栃木ブレックスへコールアップされ、Bリーグ元年は日本代表の古川(現琉球ゴールデンキングス)とプレイタイムを分け合うまでに成長を見せ、 年々プレイタイムを伸ばしていきました。

代表歴はありませんでしたが、ウィリアムジョーンズカップにて代表デビューを飾っています。

目覚ましい成り上がりっぷりと成長を私達に見せてくれてますよね。

名ディフェンダーとしての存在感以上に3ポイントFG %が半端ない。

Bリーグ1年目、アルバルク東京ディアンテギャレット相手に見せたディフェンスが私の中では非常に印象深く残っています。相手エースを封じるアグレッシブなディフェンスは遠藤の代名詞とも言えます。

その年、遠藤はベストディフェンダー賞を受賞します。

ディフェンス以上にこの2シーズン、選手として強烈な印象を与えるのが3ポイントです。

今シーズンの遠藤の3ポイントFG %は45.6%を記録。NBAのトップシューター ステファンカリーの3ポイントFG %は今シーズン44.4%ですから、フィールドは違えど遠藤の残すスタッツは驚異的な数字と言えます。

まして、Bリーグ3年目のシーズンとなり、各チームスカウティングの徹底や、ディフェンス強度の向上が著しい中でこのスタッツですから、今回の代表候補選出という結果には非常に納得です。元々身体能力は非常に高い選手でしたしね。

目指すは日本版カワイ・レナード、ジミー・バトラー

ジミー・バトラーとカワイ・レナードと言えば、NBAでディフェンスの名手として知られたトッププレイヤーです。遠藤自身はディフェンスもできて、オフェンスも最後のフィニッシャーになれるような、攻守において中心でいられるようなプレイヤー、ジミー・バトラーやカワイ・レナードのようになりたいとコメントしています。

個人的になかなか現実味を帯びてきているんじゃないかと感じます。

熾烈な代表の枠争い

代表チームの枠争いという観点で見ると、なかなか難しい争いになりそうです。競う相手が非常に多く感じます。

比江島慎と田中大貴のSG枠は本登録から外れる可能性は考え辛いです。

残す安藤、金丸、辻、古川、西田(まだ若いかな、、)とBリーグでは多彩巧みな選手達ですが、大きな枠組みで見ると競い合う相手になります。ピックを使えるという意味では、辻選手が代表経験も含めて一歩リードしてますよね。

ただ、遠藤はコンディションという観点で、個人的に今1番乗ってきている選手かなと思います。今までのキャリアで成り上がってきた不屈の精神で、本登録を勝ち取ってくれれば非常に面白い!

出場したならば、エナジー溢れるディフェンスでボールを奪い、トランジションから3ポイントをドカンと決めて欲しいですね!期待しちゃいます!

ワールドカップ予選まで代表選手に関するブログ毎日投稿チャレンジ6日目分でした!笑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です