〜進化を遂げる若きダンカー〜 馬場雄大

馬場雄大と言えば日本人離れした身体能力の持ち主であり、代名詞であるスティールから速攻ダンクは見る者を魅了します。

アルバルクでの成長が著しい

筑波大学時代、初めて馬場雄大選手を目にしたときは感銘を受けました。リアル流川だ、、、と思ったのを覚えています。リーグ戦、インカレを見に行く度に成長を楽しみにしていました。

しかし、大学ではある時から成長が見られなくなりました。(あくまで個人的な意見です。)原因は大学のカテゴリーでは彼に並ぶプレイヤーがいなかったことが大きいのではと思います。大学バスケでの二桁得点は彼にとって当たり前であり、かといって毎試合20点以上を狙いに行く貪欲さは感じられませんでした。馬場雄大選手に期待しまくっていた私は少し拍子抜けで、このまま日本でキャリアを重ねれば規格外の選手にはなれないのではないか、、、と思い始めていました。

そんな矢先、大学3年のインカレを最後に大学の部活を引退し、アルバルク東京への入団が決まります。当時は海外チャレンジをして欲しかったのですが、2シーズンを経て良い選択だったのではと感じます。

大学時代はピックを使える選手ではありませんでしたが、さすが名将のルカヘッドコーチ。大学時代の課題であったミドルシュートの確率は向上し、バリバリピックからのプレイを選択できる選手に大きく成長しました。相当強度の高い練習を積んでいるんでしょうね、、、

私も何度か足を運んでアルバルクの試合を見に行っていますが、見に行く度プレイの精度が上がってきています。観戦していて魅了されるというのが素直な感想です。

バスケ観戦文化を広めたくて連れて行った後輩数人も、気付けば彼に目を奪われていました。

数字の部分で見てみると、

1シーズン目スタッツ

平均得点8.5点、平均リバウンド2.7、平均アシスト2.1平均スティール1.2

2シーズン目スタッツ(途中経過)

平均得点10.6、平均リバウンド3.7、平均アシスト3.3、平均スティール1.3

堅実に昨シーズンよりも数字を重ねてきています。

能力は抜群、一方たまに若さが、、、

記憶に新しい天皇杯決勝、残り1分をきった場面でポゼッションを持った馬場雄大は、アキチェンバースのディフェンスを前にボールのコントロールを失い、スティールされ、逆転を許す流れを作ってしまいました。一言で言えば、若さ故の経験値の無さが出たといえるでしょう。

Bリーグのみに限らず、代表戦でも若さが裏目に出る場面が昨年は何度か見受けられます。ただオーストラリア戦以降は無駄のない非常にいいパフォーマンスを見せてくれています。

次戦は二桁得点のターンオーバー0

おそらくスタメン起用になるであろう馬場雄大ですが、得点は安定して8点~二桁得点してきてくれるだろうと予想します。欲を言えば、ぜひ前節に続くスラムダンクでFIBAのハイライトを飾っていただきたいです。

プラスで勝利を手繰り寄せるためにチャレンジして欲しいのは、ターンオーバー0というテーマ。馬場雄大選手は代表戦1試合平均1、2個のターンオーバーをしてきている印象です。(オーストラリア戦以降減少しています。)ワールドカップの上位で戦うチームは、全体のターンオーバーを一桁に抑えてきます。ワールドカップ、東京五輪を見据えるとこの間の天皇杯のようなターンオーバーを2つもされちゃうとゲームが壊れかねません。笑

あくまで予想ですが、ニックのポゼッションが増えれば、ニックがターンオーバーを重ねる可能性があります。(いつだかの代表戦でボール運んで華麗にスティールされて得点されたのが印象的です、、、)

その分をカバーする意味でも、アルバルクでの経験を活かして、ぜひターンオーバー0で試合を終えて欲しいです。

馬場選手は今後のキャリアを海外と明言しています。世界へとフィールドとして成長していってもらうためにも、まずは来週の代表戦でハイライト級のプレイを見せて欲しいですね!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です