〜1億円プレイヤーへの可能性〜 渡邊雄太

1億円プレイヤーへの可能性

もう皆さんはご覧になったでしょうか。

渡邊雄太が先日、日本人として初めて、NBAで二桁得点を達成するという快挙を成し遂げました。
しかもラッセルウェストブルックやポールジョージとマッチアップするなど、国内バスケファンだけでなく、長年NBAを見てきた方には鳥肌もののシーンだったのではないでしょうか。


【日本人初の快挙 NBA 二桁得点達成!! 渡邊雄太 】

本契約が視野に


この1年での彼の成長は著しいです。
Gリーグ メンフィス・ハッスルズでの現在のスタッツは平均出場時間34分 、平均得点14点、FG% 0.435、3PFG%0.346リバウンド平均7.9とチームの主力としての活躍を見せています。

NBAでのキャリアはと言うと、10月27日のサンズ戦でデビューし、渡邊雄太は幼いころからの夢を叶えます。しかし、その後はなかなかプレータイムをもらえることがない状況でした。

NBA選手として初めて両親の前でプレーした先日の2月5日のティンバーウルブズ戦で5得点、4リバウンドをマークし、シーソーゲームを勝ち取る立役者の1人として活躍しました。競ってる場面で決めた3ポイントは鳥肌というかちょっと感動して涙目になりました。笑

怪我人が多く、トレード成立直後の戦力不足などのチーム状況もあり、続く7日のサンダー戦では27分の出場時間を獲得します。日本選手として初の2桁となる10得点、5リバウンドをマークしました。私は仕事の合間にマックで昼食をとりながら見てましたが、思わず声を出す終い、、、笑 ツイッターのトレンド入りも果たし、全く興味を持ってなかった友人から名前を聞くほどでしたね。それほど彼の成し遂げたことは、我々日本のバスケットファンにとってビックな出来事でした。
得点はもっと取れていたはず。と本人はコメントしていましたが、ポールジョージにブロックされたシーンなんかはめちゃくちゃ悔しかったでしょうね。この舞台でやっていけるという自信を感じられるコメントでした。


残された2way契約期間は7日


2月10日時点で渡邊に残された契約期間は7日となりました。ようやく力を発揮できる機会を得たものの、状況は簡単ではないと言えます。
下部Gリーグのハッスルでのシーズンは3月22日まで。そこまでのNBAグリズリーズでの試合は15試合あり、その半分の試合しか出場チャンスを得られません。Gリーグのシーズンを終えればさらに出場機会を得れるチャンスが10試合ありますが、チームの歯車として重宝されるには少ない期間と言えます。
グリズリーズの主要幹部のコメントによると今後はチーム状況と照らし合わせながら起用を考えていかれるようです。


逆境に打ち勝ってきた。

ジョージワシントン時代はNBAでのプレー有力視されるような選手ではありませんでした。彼が大学2年生時に「やせ型の渡邊は、もっと堂々とした態度を身に着けるべきだ」とニューヨーク・タイムズで評されていたのは印象的です。まして尽誠学園時代は、サイズ、ハンドリング能力、しなやかなシュートタッチを持ち合わせた非常に稀有なプレイヤーでしたが、体型は華奢でNBAをその時点で想像した方は多くはないのではと思います。NBAは無理だ、難しいなんて否定的な意見を本人が耳にすることもあったようです。しかし、そんな彼は大学4年生時に東海岸のディフェンス選手のTOP10に選出され、NBAの登竜門ともいえるサマーリーグで、NBAの若手選手達を相手に活躍を見せました。ドラフト指名の無いところから、見事にグリズリーズのツーウェイ契約を勝ち取るに至りました。

渡邉雄太選手はいい意味で私たちの予想を裏切り続け、逆境に打ち勝ってきました。言語の壁、フィジカルの壁、サイズの壁、積極性の壁、日本人がバスケットにおいて苦手としてきた多くの障壁、逆境を乗り越え今の彼があります。


1億円プレイヤーとしての可能性。

現時点でのツーウェイ契約では、おそらく年3万5000ドル(約869万円)の水準で契約をしてると思われます。仮にNBA本契約を勝ち取った場合、最低保証額の契約でも約83万8464ドル(約9420万円)が約束されます。日本人としては1億円プレイヤーに最も近いプレイヤーであると言えます。初の1億円プレイヤーとして契約を勝ち取り、日本人バスケットプレーヤーへ刺激をもたらし、ちびっこプレイヤーたちには夢をもたらしてほしいですね。彼ならきっとやってくれるでしょう。

私はそんな彼からエネルギーをもらいながら、また明日から仕事に明け暮れます、、、笑

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